山内武志
染色家。昭和13年静岡県浜松市生まれ
浜松工業高校卒業後、芹沢染紙研究所に入門。師の創作の傍らで制作の一端に従事。
6年間の修行後帰郷し、日常さまざまな染物の要望に応え、また創作作品製作にも取り組む。現在も工房に立ち、染めと向き合い続けている。アトリエぬいや店主。
略歴
1938 静岡県浜松市 紺屋に生まれる
1956 東京蒲田の芹沢染紙研究所に入門
1959 日本民芸館展 日本民芸館賞受賞
1962 地元浜松に帰郷し、ぬいや染物店
家業を継ぐ
1967 山内プリント研究所として
スクリー ンプリント製作を始める
1976 フランス グラン・パレ美術館での
「芹沢銈介展」展示準備に同行
1978 浜松市美術館で「芹沢銈介の身辺- 世界の染と織展」展示準備を任される
*** 山内プリント研究所から山内染色
工房の屋号へ
2005 型染め商品と諸国工藝品の販売店
「アトリエぬいや」を開業
2011 日本民芸館展 奨励賞受賞
~ 現在 全国各地で展示会を開催
日本の伝統的な染色技法のひとつである型染め。型紙を使い布や紙の上に防染糊を置き、染液をつけた刷毛で染める または浸染し、文様を染める。
布の一部を糸で縛るまたは縫い締める、折るなどして圧力をかけた状態で布を染める技法。
山内染色工房では、板締め絞りののれんや糸で縛り段染めしたのれんやタペストリーなど製作販売している。